20001.03.02 |
入院初日。指定の時間に受付を済ますと、病棟の事務員さんが迎えにきてくれました。まず慎重と体重測定。部屋は6人部屋。腹部外科の人ばかり。みなさん同じ病気の人はいなさそう。 荷物を衣装ケースとロッカーに入れて、しばらくすると、看護婦さんから病棟内の案内と、今までの経緯とかを聞かれる。 ロビーの電話をチェック。グレーのモジュラージャック付の公衆電話が2台ある。よかった。これで通信環境はばっちりね(^^)。 呼吸器検査。 花粉症が出ていてここ3日ほどぜいぜい言っている感じだと検査技師さんに告げると、あっさりと「喘息ですよ」といわれる。 思いっきり吐き出すときに、ヒューヒュー言っているのが自分でもわかる。 がっくり。喘息ですか・・・・・ 手術に大きく差し支えはしないだろうが主治医には伝えておくように言われた。 |
昼食は さばの塩焼きと白和え。自分で作るものより味が濃い。病院でこんなに塩気のきついものを食べて大丈夫なんだろうかという気になる。病院食としてはおいしいですが。 同室の糖尿病の方は、鯛の尾頭付き。おお、豪華昼食。 そのあとE先生の診察。こちらは女医さん。経過を簡単に話して、触診。6日手術の予定だと教えてもらう。もし温存できない場合は再建という手もあるが、どうするかを考えていてということで、方法の提示があった。 主人と喫茶店に行ってコーヒーを飲んでいたら、館内放送で呼び出しを食らう。当初MRIは3月5日の予定だったのが、手術が3月6日なのでキャンセルがあったら入れるようにしてもらっていたらしい。 |
MRI 検査室の前に、「MRIはこういう検査です」と言う手作りらしいパンフレットがおいてある。先日のマンモグラフィの時も同じようなものがあり、ちょっとしたことなんだけどこの病院はこういうところが親切だと思う。 私の前はまだ生まれたばかりぐらいの赤ちゃん。ピーピー泣いている。あんなに小さいのにかわいそう。 ロッカーで青い服に着替える。技師さんが「ちょっと音がうるさい検査なんですが、痛くはないですから」と説明しながら、検査室に入るよう指示。 乳腺なので、うつ伏せ。腕を上げた姿勢でベルトで胴体を固定されて機械の中に入っていく。上げた手の半分が機械の外に出ているから、閉塞感はあまりないけど、聞きしにまさるすごい音。最初は重いものが回転している「ガコーンガコーン」という音がしていて、そのうち頭の上でヘリコプターがホバリングしているような音がしだした。技師さんが「ハーイ、大丈夫ですからねー」などと声をかけてくれる。 造影剤も入れて撮影。ひじと手のひらの真中あたりの変な位置に注射をされる。血管の中に造影剤が入ってくるのがわかった。うー気持ちが悪い。 そのあともう1回撮影されて全部で40分ぐらいかかって終わり。すごい音のせいか、終わった後しばらく頭がガンガンしている。 |
検査が終わって戻ってきて、夕食前、主治医のD先生の回診。手術の方式はMRIの結果を見てから決めるということで、月曜日の2時から時間を取ってもらう事に。先生は「ガンが広がっていてもどうしても温存を希望するなら、あなたの希望に添うようにはするけど、その場合再発の可能性はどうしても高くなりますからね。まあ、まずはMRIの結果が出ないことにはなんともいえませんから」とはおっしゃってたけど。「一応オプションとして聞いてください」ということで、再建の方法も提示される。腹直筋を使う方法は「子どもが欲しいんですが」と言うと「それでは(腹直筋を使うのは)無理ですね」ということだった。 喘息の件は「軽く言われちゃいましたねぇ」と笑われてしまった。あんまり気にしなくてもいいのかな? 夕ご飯はとんかつとサツマイモとりんごを煮たの。 花粉症のせいか夜まで少し熱っぽい感じがする。 |