20001.03.06(火) |
入院5日目。今日は手術日。朝5時半ごろ看護婦さんが浣腸しにくる。2回。おなかの中は空っぽになった。血圧 128−70 普通より高いかな。やっぱり緊張しているのかしら。 体温36.2度。採血。 洗面、歯磨き E先生が来て、腕の内側にアレルギーのテストの注射される。手術着に着替えて、安定剤?でいきなりかたんと寝てしまう。 夫が来てくれてたけど知らないで寝てた。 |
8時過ぎに起こされる、夫が顔を見にきてくれる。 寝台車に写って、手術室へ。家族は2階の手術室前まで見送りができる。笑顔で手術室に入った人は予後がいいとか、何かの本で読んだ覚えがあるので笑って「行ってきます」って言った。 手術室に入ると、手術室の看護婦さんへ引き継ぎされる。 1番手前の手術室に入る。へぇ。無影灯ってアームで動かせるようになってるんだ。とか、自分でも意外なぐらい冷静。 昨日の麻酔の先生が来て、最初に手首に太い点滴、次に背中に局部麻酔。最初に背中に打つための麻酔をされて、そのあと局部麻酔の注射、最初はすごく痛かった。 痛いというと、しばらく置いて2回目。そのあとは強く押さえられているのはわかったけど、もう痛くない。2本注射をされたようだった。 E先生に名前を呼ばれる。マスクと手術着で誰かわからなかった。D先生もこられる。「よろしくお願いします」と言った。 その後、手首から全身麻酔を入れますと言われて、口にマスクをかけられたら、ふっと世界が暗くなったような気がした後、何もわからなくなってしまった。 |
気が付いたら11.30 手術室の一番前の広いところ、私のほかにも二人ベットにいる。口にはマスク、左に点滴と血圧計。 血圧計が膨らむたびに、点滴の口が痛い。心電図と血圧が機械に出てる。ぴっぴっぴっぴと音がしている。 手術室に入ったときの看護婦さんが2人。「吐き気ないですかぁ?」と聞かれる。頭はきっぱりさめていて、気分は爽快だけど、腋が痛い。右腕はしびれている。 そのことを伝えると、「麻酔を入れますからね」。はっきり目もさめていて、「お目目パッチリねぇ。」と言われる。 おしっこの管が入っているので気持ちが悪い。 D先生が様子を見に来てくれる。ありがとうございました。というとにっこりして「がんばったね」といわれた。 病棟へ戻るためのベットが来て、そこで浴衣に着替えるのだけど、右腕が痛くて動かない。袖がなかなかとおらない。やっと袖がとおって、ベットに移されたときには痛くて涙が出そうだった。 手術室を出て、4階の病棟へ戻る。入り口に家族が待っていてくれる。 夫のほうのお父さんお母さんも来てくれているのが見えた。 |
詰め所の横のリカバリールームに入る。背中に麻酔が入っていて、「痛かったら押してください」とボタンを渡される。 これを押すと、背中が冷たくなって麻酔が入っていくのがわかる。 しばらくして、夫と母が顔を見に来てくれる。時計がないので何時なのかわからない。隣にも人が入ってきたのがわかる。 右側に枕が当てられている。1時間おきに看護婦さんから体温と血圧を測られるけど、点滴も左、血圧も左で血圧のときに手首まで痛い。 |
眠っていいですよと言われるけど、なかなか眠れない。夫が時々顔を見に来てくれる。 4時ぐらいに、D先生とE先生がこられる。リハビリのためのボール(ぐみのような感触のもの)を渡されて、これをずっと握っててねと言われる。 痺れはもう取れていて、力を入れるとわきの下が痛いけど指に力は入る。 先生が手「僕の手を握ってみて」と言われたので一生懸命握ったら「このぐらい力が入れば大丈夫だからね」とおっしゃる。時々深呼吸してねといわれた。 ボールを握りながらじっとしている。だんだん腰が痛くなってきた、枕もできないみたい。 レントゲンを一枚取りますから、といわれて、背中の下に板をひかれた。痛くて「オニー」と心の中で思った。 しばらくすると、蒸気の吸入をされた。気持ちいい。隣の人は痰が絡んできつそうだ。 そうこうしてると夜勤の時間になったらしく、受け持ちの看護婦さんがこられる。少し熱があがってきたらしく、抗生剤の点滴が入って水枕をされた。 腋は相変わらず痛いので頻繁に麻酔のボタンを押している。 麻酔の先生がきて、「たくさん押しても大丈夫だからね」と言われた。 腰が痛いので少しベットを起こしてもらったらずいぶん楽になった。 夜はずっと眠れない、少しうつらうつらしては起きて時間が過ぎていく。 |