2001年2月 |
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病院へ |
まず迷ったのは「何科に行けばいいんだろう?」。とりあえず大きな病院だったら受付で聞けばいいはずだし、もし入院とか緊急事態が生じるようなら、絶対に実家に近いほうがいい。というわけで実家近くのT病院へ。外来総合受付にいらっしゃった看護婦さんに、「胸にしこりがあるようなんですが・・」というと、「それでは外科ですね」といわれ、外科へ。問診票に記入してしばし待つと、名前を呼ばれて診察室へ。
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診察 |
いらっしゃったのは比較的若い感じの背が高い男の先生。白衣じゃなくて手術のときに着るような緑色の服と帽子とマスクにギョッとする。問診票を見て「しこりがあるようなんですね?」と確認。「ではちょっと横になってください。診てみましょう」ということで、着ているものを脱いで診療台へ。 触診。「これですね、痛くはないですか?」「痛くはないんです。」先生の表情がちょっと厳しい。わきの下とか、首筋まで入念にチェックされる。「ちょっと気になりますねぇ、今日は、レントゲンと、エコーと、細胞診といって、しこりに針を刺して組織をちょっと取るところをまでをやりましょうか。」とのこと。「妊娠してますか?」と聞かれて「わかりません」と答えると、「では今日はレントゲンはやめておきましょうね」。そのあと、「心配してらっしゃるとは思いますが、悪いものである可能性はあります。なのでしっかり検査しましょうね」といわれて頭の中が真っ白になる。 |
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エコー |
エコー室にたどり着く。受付をして10分ほど待って、中へ。検査技師は女性の方だった。ちょっと安心。 おなかのあたりからゼリーだらけ。しこりのあたりにスキャナー(?)の部分がかかると、周辺のはっきりしない黒い碁石状の物体が。「おお、これかぁ、正体見たり」という感じ。技師さんはどんどん拡大して、大きさを計測。首筋や脇まで入念に検査しておわり。この間、約15分ぐらい。予想外に時間がかかった感じがしました。 |
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細胞診 |
エコーの画像が入ったフォルダをもって、再び外科の待合室へ。なぜかドライヤーと注射器を銀色のトレイに入れて検査技師さんがやってきて、受付の女性が私のほうを見ながらその技師さんと話してる。ちょっと不安。すぐに診察室に呼ばれ、横になる。先生が注射器を持って登場。消毒をして、「はい、針を刺して細胞をとりますからね。少し痛いかもしれませんがちょっと我慢してねぇ」。針を刺したときよりも、中でぐりぐり動かしている時のほうがつらい。顔が真っ赤になってるのが自分でもわかる。「どこが少しだぁ!!!!」って心の中で叫ぶ。「ごめんね、痛いよね〜」といいながら先生が針をやっと抜いてくれた。赤黒い液が、目盛り1つ分取れてるのが見える。ふぅ、これで終わりかと思ったら、「はい、ごめんね、もう1箇所取らせてね」と先生が再び注射器を手に登場。自慢じゃないが私は注射器が怖い。怖くない人なんていないかもしれないけど。この時点で泣きそうになるが、ガマンガマン。2本目はそんなに痛くはなかったけど、注射針を抜いたあとで止血のために押さえられたのがすごくこたえた。ばんそうこうを貼って、「今日はお風呂には入れませんよ」で終わり。
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エコーの説明 |
先生がエコーの画像を見せながら丁寧にいろいろ説明してくれる。 | |
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大きさは約2センチ×1.8センチ×深さ約8ミリぐらい。 | |
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周辺部との境がはっきりしない(「美しくない」という表現を先生は使った)表面も均一でないのはあまり素性のいい物でない。100%良性ですとはいえない。 |
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・ | 今日は2箇所から細胞を取ったが、良性という結果が出ても、この組織そのものを取り出してみる検査はやったほうがいいと思う。 | |
・ | 細胞診の結果は月曜日には出ているので、(その先生の担当は木曜日)できるだけ早く結果を聞きにきたほうがいい。 |
初診の流れはこのようなものでした。「どうしよう、ガンかもしれない」とおびえながら、まずは主人に電話して経過を伝えました。病院からの帰りは気分も真っ暗。 そうして、細胞診で注射をされるときよっぽど力が入ってたのか、早くも背中が筋肉痛。 |