どうしよう?

病院を選べといわれても・・・・というわけで、まずはお医者さんの友達にメールで質問。答えは「手術と放射線、その後の治療(術後補助療法という)まで1つの病院で受けれたほうがよりBETTER」ということで、病院の候補を2つ上げてもらいました。そのうちの主人の勤め先に近いB病院を第1候補として、そちらに紹介状を書いてもらうことにしました。

紹介状

翌週木曜日、主人も病院についてきてくれて、先生にB病院への紹介状を書いてもらうように依頼。先生は「早い時期にきちんとした治療をすれば、そんなに悲観するような病気ではありません。2人でがんばって治療してください」という温かい言葉をかけてくれました。

B病院へ

翌日に紹介状をもってB病院を受診。先生は紹介状を読んで触診して、ノギスで大きさを測ると、「この状態では乳頭に近く温存はできない、ほかの病院で見てもらっても無謀といわれるだろう。うちでは温存希望であればお断りする」という事を言われました。最初の病院とあまりにも違う見解にびっくり。

再建?

その後先生は、「今は何が何でも温存というのは学会でも主流ではない。再建という手もあるから」と言いながらファイルを取り出し、写真を見せながら説明をはじめました。
再建の方法はガンを取り出す手術と同時にやることが多い(同時再建)
・生理食塩水のパックを使う
現在主流の方法。美容整形でもよく使われていて、効果も半永久的だしシリコンと違って安全性も確認されている。普通はこの手のものは保険が利かないが、この病院で同時に再建すれば保険も利くし、別の大学病院から腕のいい形成の先生に来てもらっているから、傷跡も小さいしきれいにできる。この技術はこの地区ではこの病院とその形成の先生の大学病院でしかやっていないはず。
・ほかのところから筋肉を持ってくる
背中の筋肉や、おなかの筋肉を持ってきて胸を作る方法もある。この場合、ほかの部位に傷はできるが、自分の組織なので拒絶反応などは少ない。ただ、おなかからもってる場合は、傷がかなり大きくなることがあるので背中からもってくるほうが多い。
マンモグラフィ その後、マンモグラフィと入院のための血液検査などを行うように指示され、検査へ。
マンモグラフィは初めてでした。これは、アクリルの板で乳房を押さえてつぶしてレントゲンをとるという装置です。B病院はぴかぴかの新しい機械が入っていましたが、結構つらい検査です。検査技師は女性だったのでちょっと安心できましたが、痛さは変わらない(苦笑)。ちなみにどのぐらいまで押しつぶすかというと、機械の表示が正しければ、2センチちょっとってところです。人間の体はすごいです。ここまでつぶれるのね(ToT)←自分でやろうとか思わないように
左右、上からと横から、ガンがあるほうは斜めからリンパへの転移を見るために1枚。計5枚。やはりガンがあるほうは、しこり自体は痛まなくても押さえつけられれば異物感があって痛くて、体が逃げてしまったらしく、2枚撮り直し。計7回も痛い思いをしました。

入院

 

検査が終わって再び診察室へ。先生はレントゲンの結果を並べて、ルーペで確認をするとそのまま袋にしまいました。不安になって「何かあるんでしょうか?」と聞くと「レントゲンの写真からはよくわからない」という説明。「詳しくは入院してから決めましょう」と言われて、「ちょっと待って!」と思いましたが、今ベットの空きがなくて1ヶ月ほど待つことになること、キャンセルできることも聞いて、手続きだけはすることにしました。

会計が済んでちょうどお昼時。主人に電話していっしょに昼ご飯を食べながら、いろいろ話しました。ちょっと落ち着いてくると、・いきなり温存は無理といわれて、再建を薦められたこと・レントゲンの結果について何も説明がなかったこと ・あとは入院してからといわれたことなど なにか納得ができない部分がいろいろ出てきて、「別の病院を探してみようか?」ということになりました。

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