I love HONDA XR. 前に戻る

TOPへ戻る

次へ


  夏の暑い日差しの中、福岡へ向けて国道2号線をひた走りました。高速は使っていません。高いし怖いし…。あのころは若かったなぁ。とにかく走りました。

最初は楽しかったのですが、さすがに真夏の国道、ただ走るだけ、クロスミッション、ノービータイヤ、長いストローク、排気音…ちょっと疲れが出ました。安芸のドライブインで食事をした以外、関門トンネルの手前まで、あまり記憶が残っていません。そう、もう17年も前のことなのですから、しかたないですね。

 しかし、忘れることが出来ない事件が、ここで起きるのです。

 関門トンネル手前で、なんと、免許証入れが無いことに気づいたのです。確かに、昼食のときは持っていたはず。免許証と、社員証、カード類を一緒に入れたケースが無い。いくら探しても無い。もう日暮れ、ひとつ手前の休憩したドライブインまで戻ったものの、やはり、無いものは無い。

 永い夏の日が暮れ、疲れている上にXRのライトで知らない道は危険と判断。自分に腹が立っていらいらしながらも、疲れから来た睡魔に勝てず、ドライブインのベンチで寝ることにした。長距離トラックの運転手の人なんかが様子を察して、声をかけてくれたのが嬉しかった。

 

 翌日は、一気に実家まで。

 身分証明の紛失の手続きを行ったのは、このときが始めてでした。これも良い経験。

 その後、安芸のドライブインで私の身分証明書を拾った方から、会社のほうに連絡があったのだが、そのときはすでに、すべて再発行済みだった。

 やはり夏休みで、実家に戻っていた友人に連絡、よく走りに行っていた林道に行く事にした。その友人のXL125R改200と2台で、このときはよく飛ばしたと思う。2台並走でしかもドリフトしてコーナー曲がるなんて、まあ、とんでもないことをやってたことを覚えています。生きてて良かったなぁと思うのです。

 その林道は、福岡県朝倉郡夜須町の夜須高原から嘉穂郡、甘木市にかけての林道です。白坂峠を挟んで、その周辺一帯には、多くの楽しい林道がありました。フラットで見通しの良い尾根や、狭いテクニカルな道、ウエット・ドライと変化に富んだコースで、とても楽しめました。今では、植樹際などというとんでもない自然破壊のおかげで、完全舗装されてしまいました。やっと最近になって、植樹際の跡地の公園にも、家族連れを見かけるようになり、まあ、なんとか利用されてはいるようです。

 残念です。

当時の私の装備、今でも持ってますけど。残念ながら、RGのブーツは引越しのときに処分してしまった。

詳細はなつかしギアで。


Copyright Makoto Hirakawa 2001 All Right Reserved