Travel America 2000


  4月29日に戻る ルートに戻る  翌日の日記へ進む

4月30日 Bryce N.P → Page → Antelope Canyon → Monument Valley
朝起きてブライスポイントに朝日を撮りに行きました。寒い!!車の温度計はマイナス2度。そうして相変わらずの強風!。ひたすら寒さに耐えて、柵を乗り越え、杉の木の根元に三脚を設置。風が強すぎて私の軽い三脚では耐えられません。しかし寒い中を待ってるだけのことはありました。朝日が射したときの岩の表情は最高でした。
RubbysInnに戻ってきて、道路沿いの芝生が真っ白になっててなんか変。ん??スプリンクラーが回っていて松ノ木にかかった水が凍ってツララになっていいます。芝の上はツララが地面から生えてる!こんなに寒いのにスプリンクラー回すなんて・・・・なんか変ですね。
今日は昨日食べそこなったBUFFEを食べました。ちなみに、「ビッフェ」といっても通じません。「バフェ」というのが正しい発音のようです。サラダがない!レタスなどの葉ものが無くて、メロン(しかも瓜のような感じで甘くない)などのフルーツがあるだけです。ちょっと野菜不足かな。

Bryce N.P → Page
さて、この旅行の目的の1つ!Antelopeに向かって出発!事前にMapQestで調べた地図とやっと使い方のわかったカーナビ、両方が「The shortest Time」と出した案内のとおりに行ったらとんでもないオフロードが待っていました。その道の名前は、「Cottonwood Road」。どうも電線を通すときに作った道路らしくて、2駆でも通れるように固めてありますが、あるときは両側が切り立った山、かと思えば川沿いのキャンプができそうなきれいな森、山を越えて、岩だらけの砂漠、今にも大きな岩が崩れてきそうなガレ場、柵も無い牧場で牛と異常接近、と、10マイルおきにまったく違った表情を見せる、ダイナミックな景色!これぞ大自然!すれ違った車は2台だけ、標識も何も無い42マイルは、ただただ「ナビぞう」だけを信じて、ハラハラドキドキの2時間でした。「アメリカの大自然」を体験したいかた、この道は、非常にお勧めです。ただし、雨が降った後(雨が降るのか?)などは四駆でなければ非常に危険です。
Page → Antelope
US-89をしばらく走ると、赤い砂漠の中に突如青い湖面が!Gren Canyon Damです。付近の山は赤く、青とのコントラストが鮮やかで、こんな砂漠のなかに湖があるなんて不思議。リゾートエリアらしく、ボートのレンタルストレージが目立ってきます。湖が一番狭くなってるところ、赤い欄干の橋の手前に、Visiter Centerがありました。この裏手からの眺めがきれいです。やはりレンタカーを借りて旅行中の福島の方にお会いしました。私たちとは逆ルート、Salt Lakeから来られたということです。地図から見て遠いと思っていたMonument Valleyは、意外と近いこと、写真を撮るならやはり夕方、泊まるならKayentaのほうがいいということを教えていただいたので、ちょっとここで一休み。
Visiter Centerの対岸には、リゾートホテルが立ち並ぶ一角があり、すぐにPageの町に入ります。マクドナルドで昼食。98号線に乗り換えるとすぐに、干上がった川底をさらした川の跡が見え、Antelope Canyonの標識があります。AntelopeはNavajoの公園。LowerとUpperがありますが、私たちはLowerに行きました。小さな受付があり、「1人$17.5」といわれます。高い!どうしようかと思いましたが、ここが今回の目的の1つだったので、二人で$35払って入りました。
受付にいたおじさんの説明によると、片道約30分ほど、途中何ヶ所か狭いところがある、帰りはキャニオンの中を通ってもいいし、川床を歩いて帰ってきてもいいとのこと。
干上がってもう何年も水が流れてないことが一目でわかる川の跡に狭い裂け目が入っています。入り口まで案内してくれた少年はその裂け目を指して「ここから入って」というと、すたすた引き返していきました。人が一人やっと通れるかどうかという狭さ、下へのはしごが見えます。3脚やカメラをかばいながらそこを下りると、この世のものとは思えない不思議な風景が広がっていました。水の流れがピンクにもオレンジにも見える砂岩を複雑で滑らかな形に削っていったあとです。底は平らで白い砂が積もっています。ところどころ天井の裂け目から光が落ちて、岩の色を変えていきます。やっと一人通れるぐらい狭いところもあれば、ホールのように広いところも、途中で滝になってたと思われる大きな段差、そうして、最後は滝になって上の川床の川(?)と合流していました。上に上がって帰ってくるのはもったいなくて、キャニオンの中を通ってきましたが、行きと帰りでまったく景色が違い、自分が今どこにいるのかわからなくなってしまうほど。やっと入り口についたときには、半分ほっとしました。





Antelope Canyon → Monument Valley
時間の感覚も無くなっていたようで、はっと気づくと2時間もキャニオンの中にいたようでした。今日はモニュメントバレーまで行って、夕日の写真を撮るのでした。というわけで、98号線からUS-160へ。ひたすらひたすら岩と背の低い草の平原を走り抜けて、Kayenta、そこから30分ほど走ってMonument Valleyへ。
ちょうど夕暮れに近くなってきました。だんだん山が遠くなって、いきなり門のように左右にそびえる巨大なビュート、映画で見たような景色が広がります。途中の看板も、ビュートの形をしてるでしょ?駐車場につくと、Valley Driveの観光四駆がたくさん帰ってきます。車から降りるとすぐに、Navajoの女性がよってきて、「明日の予約をしませんか?」といってきます。コースもいろいろ選べるようになっていて、2時間で1人20ドルぐらいから。私たちは四駆なので自分の車で入るからと断ったけれど、悪路走行になれていなければツアーで入ってもいいと思います。
夕日が沈む直前で、バレーが赤くきれいに染まっています。駐車場の裏の展望台からバレー全体を見渡そうと行ったら、すでにそこは、望遠レンズをつけて夕日が落ちる瞬間を狙ったカメラマンの嵐!!みんなもくもくとシャッターを押しています。写真だとわかりにくいけど、ビュートの一つ一つは大きくて、すごい迫力です。日が落ちてしまって、空の色が不思議な青色に変化していくさまもきれいでした。
すでにこの時点で20時30分!KayentaのHoliday Innに宿も確保。とても大きくてきれいなホテルでした。道路を挟んですぐ前にショッピングセンターもあります。

このページのトップに戻る 翌日の日記へ進む  HOMEへ